前項で駒を損することを駒損と解説致しました。
次は、手損を解説します。
手損とは名前の通り、手(ターン)を損することです。つまり、一手なり二手なり損すること。
例えば、後手番一手損角換わりという戦法があります。
この戦法では名前の通り後手から角を交換するので、実質的に後手が一手、手を損をしたことになります。
これは明らかな手損です。しかし手損をしても戦局を有利にできるのであれば、必要に応じて駒交換を仕掛けてもよいかもしれません。
ちなみに、振り飛車も飛車を振る分一手損しているのでは?というような考え方もできます。
これは、居飛車ならそのままの位置でいいものを、わざわざ一手かけて左方向へ展開しているので、一手損をしたのと同じでは?という考え方です。
実際はどうなんでしょうか。